金刀比羅宮

「庶民の信仰に支えられてきた讃岐のこんぴらさんは海の守護神」

「こんぴら船々追風（おいて）に帆かけてシュラシュシュシュ」の唄でおなじみのこんぴら参りは、お伊勢参りと並ぶかつての庶民の夢。ご祭神は大物主神（おおものぬしのかみ）で、崇徳天皇も合祀されている。書院前で行われる優雅な蹴鞠（けまり）の神事もよく知られている。急な石段を登り、大門をくぐったら、名物のアメ屋をのぞいてみたい。本宮は象頭山の中腹に鎮座していて讃岐平野が一望できる。ここでの年越しは、やはりソバならぬ讃岐うどんがおすすめ。