八栗寺

「霊峰五剣山を間近に望む四国霊場第85番札所」

829（天長6）年、弘法大師の開基。本尊は聖観世音菩薩。屋島の対岸にそびえる五剣山の中腹にあり、ケーブルカーで訪れる。弘法大師がこの山で修行をしたとき、五本の剣が天降り、それを山の中嶽に埋めて鎮護としたので、五剣山と名づけられた。また、山頂からは八ヶ国を望むことができ、八国寺と呼ばれていたが、入唐求法の効果を占うために植えおいた八つの焼き栗が成長繁茂していたので、八栗寺と名前を改めたという。境内には商売繁盛の霊験あらたかな「聖天さま」が祀られ、正月には多くの初詣客が訪れる。