身延山久遠寺

「高僧・日蓮が晩年を過ごした草庵が起源の日蓮宗総本山」

疫病や天災が続いた鎌倉時代、法華経をもって人々を救おうとした日蓮聖人。1274（文永11）年5月17日、身延山に入山。同年6月17日より鷹取山のふもとの西谷に構えた草庵を住処とした。日蓮聖人は、9年間にわたって法華経の読誦（どくじゅ）と門弟たちの教導に終始し、1281（弘安4）年には旧庵を廃して本格的な堂宇を建築、自ら「身延山久遠寺」と命名した。年末年始の行事としては、12月31日の歳末読誦会（さいまつどくじゅえ）と除夜の鐘、1月1日から3日の新年祝祷会が予定されている。